久しぶりにガッツリ
![]() | 真・女神転生IV (2013/05/23) Nintendo 3DS 商品詳細を見る |
ネタバレも含みますので、楽しみにしている方は<ご注意>ください。
RPGの大半はレベル上げだと思います。
戦闘が楽しい! これって重要です。
本作は、たとえ格下の雑魚相手でも一手まちがえれば、ひやりとさせられます。
当たり所が悪ければ、全滅もしばしば。
俺はあと何回、カロンに会えばいいんだ!? そんなハードなバランスです。
今回、無事にクリアできたのは「どこでもセーブ」のおかげでした。バロウズさんはマジ女神。
セーブポイントが決まっている場合、せっかく進んでも全滅→もどし作業で心が折れそうだ……になります。
そのリスクが「どこでもセーブ」で減ったため、リスタートが手軽にできるようになりました。
万が一、セーブをしていなくても、カロンさんにお金の力やコインの力でリカバリーしてもらえます。
カジュアルゲーマーな自分には、じつにありがたい仕様です。
二回全滅を経験すると、優しいおじさん(渡し守の秘書)が、こっそりイージーモードを教えてくれたり。
まさに、至れり尽くせり。
DLCに関しては様々な意見がありますが、プレイヤーに合わせて選択肢をたくさん用意してくれるのは、良いことだと思います。
そんな快適なシステムの上に、引き込まれるストーリーがのっかってくるわけです。
荒廃した東京を悪魔と戦い(時には交渉し)ながら進んでいくのは、ナンバリングタイトルならでは。
(ストレンジジャーニーがナンバリングではなかったのは、東京が舞台ではなかったから……と、小耳にはさみました)
砂漠の東京でアキュラ王の正体を知った時には鳥肌が立ちました。
マサカド様のなんでも吸い込む吸引力と、その背中の大きさに惚れました。
ロウとカオスの狭間で揺れ動く、主人公。彼の選択次第では世界は「無」にも還ります。あの時のバロウズとのやりとりの切なさも、たまりません。
そして、東京の天井の本当の意味を知った時の衝撃にノックアウトされました。
人を閉じ込める檻が、人を守っていただなんて……。
ある側面から見れば黒でも、別の側面から見れば白くなる。そして、その二つは別々に見えて同じもの。
どちらの言い分にも一理あるから、どちらが正しいとも言い切れない。間違ってるとも断言できない。
選択を拒否するという選択肢(ホワイトメン)もあるけれど、選択を続けていく。
それが「生きる」ってことなんだ。
と、いったような感情がわき上がる物語でした。
プレイヤーごとに様々な受け取り方ができて、語れる物語には憧れます。
最後に……。
いい気になって耐性上げすぎても、無属性攻撃をボスが連打してきて死ねる!
人間も悪魔も、どこか弱点がある方が愛されるのかな?
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